今回はただただ、マツダのNAロードスターに関して個人的見解を書いてみたいと思います。
NAロードスター
マツダのオープンカーの代名詞といえば「ロードスター」その中でも、初代の「NA」と呼ばれる形式は、発売から二十数年たった今でも色あせることがありません。
オープンカーで、リトラブルヘッドライトという、かっこよさを兼ね備えながら、2シーター,ライトウェイトという走りを追求したデザイン、FRでありながら重量配分をF50:R50という絶妙な配分。
この重量配分のお陰で、ワインディングロードや街中でも軽快なハンドリングを実現しました。
また、ボディ剛性を高めるためバックボーンフレーム構造、サスペンションクロスメンバを採用して、今までのオープンカーには無かった剛性を実現しています。
今でもNB、NCに比べてアフターパーツが充実しているところがなんと言っても魅力です。年式の古い車でありながら、パーツに困らないというのは乗り続けるという魅力を最大限に引き出します。
NAロードスターの欠点
しかし、やはり欠点もあります。メカニカルな欠点になると、プラグコードが弱いというところになります。
大体、5万キロ前後で交換をお勧めします。どうせ交換すると思うのなら、社外品への交換をお勧めします。
次は、ボディ剛性です。マツダの技術の粋を集めて練りに練られたバックボーンフレーム構造といってもNB、NC、NDに比べると剛性は弱いです。コンビニの段差や、バンプを踏むとボディがねじれるような感覚があります。
次に、オープンカーに付きまとうのが、雨漏りです。NAのハードトップでも走り方によりますが、ワインディングや、サーキットを走る方ですと5万キロ前後でボディの歪みが生じることがあります、それにより雨漏りをすることもあります。
また、トップのパッキンの劣化で雨漏りをすることもありますが、こちらはパッキンを変えればすぐに直せます。大体1万円前後です。
NAロードスターの維持費およびメンテナンス
NAロードスターを購入したい、乗りたいという人が気になるのは維持費です。
NAロードスターの燃費は、街乗りでは、12km前後の燃費になります。今の車に比べると若干悪いくらいです。
通常の街乗りをするのであれば、普通乗用車の維持費と変わりません。
しかし古い車ですので、日ごろのメンテナンスは大切です。
オイル、フィルターなどの最低限必要なメンテですが、ここでは必ずやっておいたほうがいいメンテナンス、または、社外品への交換をご紹介します。
まず、パワーウィンドウが遅くなります。モーター自体にパワーが余りありません。年数が経過すると極端に遅くなります。
すこし整備の知識がある方ですと社外品のパワーウィンドウキットの部品代1万円ほどで終わります。
次に、ハードトップ、もしくは、幌の手入れです。
以前も紹介しましたが雨漏りは避けられません。なので、ハードトップの場合は、ゴムパッキンの交換をお勧めします。
次に、幌の場合です。青空車庫になると、劣化は早くなります。撥水性がなくなり、白くなってきたら早急にメンテを行ってください。
メンテ方法は、クリーナーで汚れを落とした後に、撥水コート剤を塗布してください。
撥水コート剤を塗布するときの注意点ですが、薄く塗ることを心がけてください。
クリーナーと撥水コート剤は、外国製のものを選びましょう。
両方合わせて1万5千円からになりますが、国産のものに比べて効果が長く、幌専用のものが出ていますので使いやすいです。
最後に、ラジエーターのメンテナンスは必ず行ってください。
ラジエータータンクは、樹脂製で年数とともに劣化していきます。
黒いタンクの色が薄くなってきたら早急に交換してください。
また、ホース類の劣化が早いのも特徴です。
ラジエーターホースや、ヒーターホースの交換をお勧めします。
なかでもヒーターホースの破裂が多いです。NAの純正ラジエーターが付いているのでしたら、まとめて社外品のラジエーター本体、ホース類、タンクに変えましょう。
急なトラブルに巻き込まれることはありません。純正だと10万前後しますが、社外だと5万前後ですみます。
NAロードスターの中古車の選び方
さて、ここまでNAロードスターのことをご紹介しましたが、新車で販売されているのはありません。
そこで中古車を選ぶときの注意点をここで紹介します。
まず、車体下部のシャーシを見て、腐食があるもの、リアウィンドウが劣化しているもの、幌が白いものは、青空車庫の典型車両です。
シャーシがさびているものは論外です。
次に、ラジエーターサポートが曲がっているものは、フロントをぶつけた車両です。修復履歴が無くても注意しましょう。
古い車両ですのでエンジンが気になります。
これは試乗して確認してください。
その際は、エンジンの異音、ハンドルのガタに気をつけましょう。
その時に最も注意したいのが、段差を乗り越えるときにボディのきしむ音が聞こえたら選択肢からはずしたほうが無難です。
これらに注意して買えば、ハズレを引く可能性が、ぐっっと下がります。
こんなことを言われても自分で見分ける自信がないという人はガリバー中古車提案サービスを利用するといいです。
こちらから条件を提示しておくと、その条件に合った車が入荷された時点で連絡が来て、買うか買わないか決められます。
これならちゃんと車の専門家が選んできた車を購入できるので、ハズレ条件を見逃すこともないでしょう。
また、ガリバー中古車提案サービスなら返品もできるので、万が一、購入後に不具合が見つかった場合も安心です。
まとめ
ここまでNAロードスターについていろいろと書いてきましたが、NAロードスターは本当にいい車だと思います。
それは運転してみればわかります。
ほとんどの人がとても楽しいと感じられると思います。
はじめてゴーカートに乗った時のような新鮮さを感じられるはずです。
迷っている人はぜひ一度試乗してみて下さい。
きっと買いたくなるはずです。